廃材共創アイデアソン「(-)から(+)へ」を開催しました
― 学生の発想で廃材に新たな価値を ―
Shinonomeでは、企業と学生の共創を通じて新たな価値を創出する取り組みを推進しています。
その一環として、明電舎と共同で、工場から排出される廃材を活用し地域課題の解決を目指す「廃材共創アイデアソン」を開催しました。企業が持つ資源と学生の柔軟な発想を掛け合わせることで、新たな社会価値の創出を目指す取り組みです。
イベント概要
2025年10月4日(土)、Shinonomeが運営する大学生テックコミュニティ「PlayGround」にて、明電舎との共創企画「廃材共創アイデアソン ―(-)から(+)へ―」を開催しました。
本イベントは、明電舎の工場から排出される廃材(-)に新たな価値(+)を見出し、同社の工場が所在する静岡県沼津地域の課題解決につながるアイデア創出を目的とした取り組みです。
今回のアイデアソンでは、プレスボードなどの硬い板状の廃材や、コルク・ゴム素材の廃材の活用を前提に、地域課題の解決につながるアイデアを検討しました。企業が持つ実際の資源と学生の柔軟な発想を掛け合わせることで、これまで見過ごされてきた資源の新たな可能性を探ることを狙いとしています。
当日は、PlayGroundに所属する大学生15名(男性7名・女性8名)が参加。5チームに分かれ、沼津地域が抱える課題をテーマに設定しながら、廃材の特性を活かした活用方法について議論を深めました。
廃材を実際に手に取りながら考える、オンラインアイデアソン
本アイデアソンはオンラインでの1日集中形式で開催されましたが、事前に明電舎の廃材サンプルを各参加学生の自宅へ配送。学生たちは実際に廃材を手に取り、その素材感や形状を確かめながらアイデアを検討しました。
▲廃材サンプル
また、各チームには明電舎の社員がメンターとして参加。Shinonome社員とともにチームを巡回し、廃材の特性や実際の活用背景などについて学生からの質問に答えながら、アイデアの具体化を支援しました。
沼津地域の課題解決に挑む
今回のテーマは、沼津地域が抱える以下の課題です。
- 人口減少と若者の流出
- 子どもの遊び場・交流の不足
- 空き家・空き店舗の増加
- 公共交通・移動の課題
- 地域コミュニティの衰退
- 地域経済・雇用の縮小
- 環境・防災の課題
- 観光資源の活用不足
各チームはこれらの課題から取り組むテーマを選択し、「この廃材を使って何ができるか」という視点で議論を重ねました。
午前中は課題の分析と仮説立案、午後は廃材を活用した解決策の検討と資料作成を行い、最終的にはプレゼンテーション形式で発表を実施しました。
なお、本アイデアソンでは、すべてのチームがAIを活用し、廃材を用いたプロダクトのイメージ画像を生成。アイデアをより具体的に表現する試みにも挑戦しました。
▲オンラインアイデアソンの様子
多様な視点から生まれたアイデア
各チームからは、廃材の特性を活かした独創的なアイデアが発表されました。
- チームA
廃材を活用し、地域住民の命を守る防災ソリューションを提案。 - IIT(優勝チーム)
廃材をアート作品として再活用する「SDGsアートゴミ箱」を提案。環境意識の向上と地域の景観向上を同時に実現するアイデアが高く評価されました。 - 関東学生連合
空き家活用、水害対策グッズの開発、移住体験プログラムなど、複数の視点から地域活性化を提案。 - ドルチェ
子どもの遊び場、地域コミュニティ拠点、観光スポットの機能を兼ね備えた新しい空間づくりを提案。 - チーム猫かわいい
「Light Step Project」と題し、廃材を活用して街の「安心・一歩・未来」を照らすプロジェクトを提案。
優勝アイデアは実際の展示会へ
優勝したIITチームの「SDGsアートゴミ箱」は、その独創性と実現可能性が評価され、2025年11月中旬に開催された明電舎の展示会にて実際に展示されました。
学生のアイデアが企業の展示会というリアルな場で発信されたことは、参加学生にとって大きな成功体験となりました。
▲学生が作成した展示会用ポスター
共創を通じて生まれる、新たな価値
本アイデアソンを通じて、学生たちは普段触れることのない工場の廃材を起点に、社会課題解決に向けたアイデア創出に挑戦しました。
また、企業の社員と直接対話しながらアイデアを深めることで、社会と技術のつながりを実践的に学ぶ貴重な機会となりました。
Shinonomeでは今後も、企業と学生の共創を通じて、新たな価値創出と次世代人材の育成に取り組んでまいります。
◾️株式会社明電舎
https://www.meidensha.co.jp/
◾️PlayGround
https://playground-universe.com/